住宅における換気設備は、「シックハウス症候群」対策に24時間換気設備を設置して屋内の空気を2時間に1回以上入れ換える計画換気が義務化されています。屋内の空気を新鮮で健康的な状態を保ち、生活環境で発生するシックハウス症候群の原因となる有害物質を排出するため換気は非常に重要です。
日本は四季折々の気候を持ち合わせています。特に夏季は高温多湿であるため、湿気がたまりやすい環境です。適切な換気が行われなければ室内の湿気や汚れが蓄積しやすくなり、カビが発生し易くなります。カビは健康被害にまで及びカビをエサとするダニが増えてしまします。喘息やアレルギー症状を引き起こす原因になるだけでなく、不快な居住環境になってしまうのです。しっかりと機能した換気は家の温度や湿度を調整できるため、健康的な住宅環境の維持につながります。家族の健康寿命と住宅の寿命を延ばすことができる、とても大切なことなのです。加えて適切な換気設備を選択することによって、エネルギーの効率的な利用が可能となるため省エネの効果が期待できます。
排気側分岐ダクト式 全熱交式第一種換気を採用しています。冷暖房で快適に保たれた室温を熱交換によって再利用しながら空気を入れ換えます。換気による温湿度ロスを抑えることができるため、冷暖房と省エネ効果が高まります。また冬には室内の排気から湿度を回収して室内に戻すため室内の乾燥防止にもなります。加えて臭気や有害物質の戻りがなく安心です。
ダクト方式は給気側分岐ダクト内のほこり溜まりの懸念があるため、「SaiCLE」は「給気側に分岐ダクトを使用しない方式」を採用しており衛生的です。
その他、外気に含まれる花粉や汚染物質(粒子)は外気を取り込む吸気口に2.0μmの微小物質を97%除去する高性能フィルターが取付けられています(花粉除去率は99.8%)。
換気設備は家族と住宅そのものに大きく影響される装置です。大切なご家族と家の安心と安全のため、このような特性を備えた排気ダクト式全熱交換型第1種換気を採用しています。
ウイルスに近い粒子(0.08μm以上)物質を捕らえる空気清浄機を採用しています。この装置を換気設備に連結しました。「SaiCLE」のコンセプトである『ずっとずっとGreen oasisに暮らす』の通り安らぎと安心・安全な空気を作り出します。人は1日あたり約15,000リットル 空気を吸っています。人が摂取しているものの大半は呼吸により取り入れられている空気です。中でも睡眠時間も含め室内で過ごす時間が長いため、室内の「空気の質」が非常に重要です。一見綺麗に見える家の空気には目に見えない様々な汚染物質が漂っています。外から家に入ってくる物質は花粉や砂ほこりだけではありません。PM2.5、黄砂、カビなどのアレルゲン、細菌やウイルスなどがあり呼吸によって体内に取り込まれているかもしれません。
採用する空気清浄機は、特殊な電子式集塵フィルターによってPM2.5集塵効率98.5%※、ウイルスに近い粒子径0.08μm以上を高効率集塵する特性があります。これを換気設備と連結した独自のシステムです。熱交換によるエネルギーロスを抑えながら、大切なご家族のために安心・安全な空気にこだわります。