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「つくる責任」パナソニック 宇都宮工場を見学。

2025.08.05  Blog

こんにちは。斉藤です。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

回は 「パナソニック 宇都宮工場見学」です。

いつもながら、その前に…

 

[明日(8/5)の筑西市最高気温の予想が 40℃ ]

恐らく地元で初めて見聞きにする予想気温です… もしかすると所によっては、40℃超えてしまうかもしれません。一時的異常の暑さならばまだ良いのですが、この暑さが毎年普通(それ以上)になれば、外で作業を従事している方にとって死活問題に感じます。

弊社の現場スタッフへ明日は特に身体を優先するように伝えました。日向で作業することが多いため、熱中症対策にファンジャケット、タープテント、扇風機の他、粉のスポーツドリンク(薄め)を入れたウォータジャグ(約10L)を2人1つで渡しています。就業後にジャグを受け取るとほぼカラッポです。どれだけ汗が流れたか想像が付くので、これが無かったらと思うと怖さ(熱中症)を感じます。

 

[現場の熱中症予防を考える]

危険な暑さが連日続いても、作業に従事してくれるスタッフがいるからお施主様にお引渡しができる。そのためにも新たな熱中症予防を取り入れることにしました。

現場スタッフが話していましたが、暑くても ” 切り ” が良いところまで ” ついつい ” 休憩を怠ることがあるようです。これをしないことが熱中症予防の一つなのでしょう。

そこに目を付け、身体管理が出来るスマートウォッチ(頑丈なな防塵防水)をスタッフへ支給することにしました。脈拍、血中酸素を表示するタイプで、厳密な正確さでなくても身体の異常を察知できます。加えて休憩を知らせるアラームで ” ついつい ” をなくす、減らせることができれば効果ありです。

このスマートウォッチが届いたら、この次回のブログに写真を載せてみたいと思います。

先ず、9月の彼岸を過ぎるまでは、頑張り過ぎない勇気(冷静さ)は大事。大切なスタッフですから少し作業をしたら休憩を取ることを優先していきたいと思います。

みなさんも熱中症にお気を付けください。

 

[本題になります]

パナソニック 宇都宮工場見学を行ってきました。パナソニックは、家電を再生(リファービッシュ)する「Panasonic Factory Refresh」という事業を 2024年4月 から取り組んでいます。2025年6月5日には宇都宮工場に中核となる、施設を新設。「 テレビ、BDレコーダー、ポータブルテレビ、一眼カメラ、洗濯機、食器洗い乾燥機、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 」 を再生しているということで、住宅に欠かせない「家電」を企画・生産する大企業の取り組みを見てまいりました。

 

宇都宮工場 1967年に操業を開始。当時は、経営の神様 「松下幸之助」 が命名した ” ナショナル ” の社名でした。私も慣れ親しんでいたので懐かしい。今年で58年を迎える歴史ある工場であり、今回の工場一般見学 (無料) は6月17日から始まりました。見学時間は、1時間30分で、「家電再生」の見学に加えて「モノづくり体験」や「映像展示」もおこなっています。

 

到着後、ご担当の社員さんに出迎えていただき、迷わずに済みました(ありがとうございます)。受付を済ませて、先ず、宇都宮工場の歴史とその変遷について紹介いただきました。創業当時は、テレビを主に生産し全国の販売店に卸していたこと。時代の変化と共に「限りある資源を大切にしたい」想いから、もう一度使える状態に再生する取り組みを始められたようです。

 

[「Panasonic Factory Refresh」とは]

販売後に何らかの理由で返品されたり、家電量販店等の展示品で使用された家電をパナソニック自らが回収を行ない、検査・修理・清掃・品質試験を経て再販売する取り組み。

再販した物はパナソニックのホームページから個人購入可能。しかも、新品の相場価格よりお求めやすく購入できるようです。これは知りませんでした。

※後ほど再販専用のホームページURL紹介しますね。

これを聞いて思ったこと。一連の工程を経ている = 新品時生産コスト+再生コスト が掛かっている。

でも再販品は新品より安い… 採算がそれほど取れないのでは?  消費者目線で見れば安いのは当然と言えばそうかもしれませんが。では、実際にどのような工程を経ているのか気になりました。

 

この後に「モノづくり体験」、「映像展示」を案内していただきましたが、撮影することをすっかり忘れてしまいました…

「モノづくり体験」では、製品に組付ける部品の速さ・正確性やディスプレイ製品検査を疑似体験をしました。

「映像展示」では、新旧さまざまなテレビが展示され、映像技術の変遷とその違いを体感できます。

 

[「Panasonic Factory Refresh」施設へ]

施設に入いると壁や天井の格子に木材があしらわれ木の香りがします。鹿沼産の杉、ヒノキ材を使用していると教えてくれました。こういった演出は、無機質になりやすい工場施設内でも落ち着きと温みのある空間を作り出してくれると再認識。そして地産地消ですね。

 

 

↓これはある家電を全てパーツごとに分解した展示なのですが一体何でしょう?

はい。洗濯機(ドラム式)です。こんなに沢山の部品が使われていたのですね。これが全て揃っていないと正常に動かないとは。身近な家電なのですがこうして目にすると意外性だけでなく尊さまで感じます。

 

そして、再生の現場を見せていただきました。

作業を行っているところは、撮影NGと言うことでした。センター通路を隔てて、左右に「テレビ、BDレコーダー、ポータブルテレビ、一眼カメラ、洗濯機、食器洗い乾燥機、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機」のそれぞれブースで分けられていました。分解、故障検査、修理(部品交換)、内部清掃、品質試験を手作業で一つひとつ丁寧に行われている印象です。生産ではないため、機械化よりマンパワーが多くを担っており、その手間暇を掛けている印象を持ちます。人件費だけでなく、施設設備投資(維持管理)や回収コストも掛かっていますから、製品コストだけを考えると新品の方が安いと思います

また、質問時間がありましたので「Panasonic Factory Refresh」事業を行う前までは、どのような対応をされていたのか質問しました。「故障した家電は、全て破断(細かく)して素材をリサイクルしていた。」そうです。上記の洗濯機であれば、一部の部品が壊れた場合でも捨てるしかなかった。素材リサイクルでは確かにもったいないですね。しかも、製造は1~3年の物が多いため、現在もカタログ製品として販売されている家電ばかりということでした。続けて年間にどのぐらいの台数が再生しているか質問させていただくと、私の感覚として少なくはない数です。

「Panasonic Factory Refresh」は、利益優先ではなく「限りある資源を大切にしたい」という企業の思想が伝わってきました。環境負荷も低く抑えられ、再生品だからこその付加価値 ” つくる責任 “。 これは、住宅においても考えさせられます。 ” リフォームがしやすく、どの代からも誰からも長く愛される住まい ”  がやっぱりいいなと再確認できた工場見学でした。ありがとうございました。

 

先にお伝えしておりました、「Panasonic Factory Refresh」再販(保証付き)ホームページはこちらから

リンク: パナソニック検査済み再生品  公式通販

私も家電を購入する際には利用していきたいと思います。

パナソニク宇都宮工場見学

リンク:パナソニック宇都宮工場見学

[最後に]

筑西市に帰る前にせっかく餃子の町、宇都宮に来たのですから餃子 ” 正嗣 ” に寄って帰りました。

こちらの店舗に来たのは十何年ぶりだろう?ほんとに久しぶりなため、ここでもワクワク。以前の職場にて大変お世話になった先輩と渓流釣りの帰りに食べて帰ったっきり。その当時はイートインができましたが、現在テイクアウト専用になっていました。購入してこの日の晩に早速で家族といただきました。やっぱりおいしい!

 

最後までご一読いただきありがとうございました!

次回もどうぞよろしくお願いいたします。

自然素材・高気密高断熱・住宅性能を大切にする工務店 斉藤建築工業㈱

<実際にこの室内干しの快適さを体験してみたい方は、ぜひモデルハウスへ!>

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