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[検証]お風呂の湯水で加湿できる? ※Part3 前編

2026.01.27  Blog

こんにちは。斉藤です。

この度もブログをご覧いただきありがとうございます。

 

冬、加湿器を使わず家の中がしっとりと潤っていたら?

それが「お風呂の残り湯」だけで、家全体の湿度を上げられる可能性があります。

本当にそんなことができるのか?

高気密高断熱住宅『 SaiCLE』のモデルハウスで実験を繰り返しています。

 

今回のブログは [お風呂の湯水で加湿できる? ※Part3] 前編です。

前回の「Part2」では、やっと浴室加湿効果が確認できましたが、

その時だけ上手くできたのでは?という疑問も少なからず感じていました。

効果が確認できた湿度数は、後半の “追い焚き” から表れてきましたが、

その後経過の検証をしていないためです。

 

そこで今回、「Part3」として浴室加湿を連日おこなってみましたので綴ってまいります。

数字から住まいを考えることは、正直かたいイメージが付いてしまいます。

しかし、体感する心地良さのレンジを意識した家づくりは、感覚やイメージではなく、

どうしても数字から見た結果が信憑性として高いため仕方がないのかもしれません。

 

とは言え、計画においては感覚やイメージがとても重要だと捉えています。

ただ、本当に機能しているか確認するためには、このように実験と検証を繰り返すことでしか、

安心、安全、健康が安定した家づくりに培っていかないと思います。

そして、結果から注文住宅、リフォームのお客様へフィードバックや、より良い感覚・イメージにつながると考えるのです。

 

本編の前に

「建築コミュニティ” 住まいるLab”のイベントに参加してきました」

1月15日 宇都宮市の文化会館にて工務店様の会社取組みのご講演。その後市内に拠点を置かれる建築事務所様のご自宅兼事務所をご見学させていただきました。

 

<会社取組みは、2社の工務店様>

渡邉工務店様(福島県美里町)

・木をふんだんに使用された事務所とご自宅を建築の経緯

・オリジナル焼杉の制作

・太陽熱温水器の設置と稼働進捗

・地産地建の思想 (丸太買付け → 製材 → 施工)

・ “おがくず” を利用した地域貢献

家づくりの施工技術の高さ、自然素材を使用ししたデザイン性、環境を

考え抜かれた取り組みは、思想を追求する姿勢でありとても刺激をいただきました。

 

高山建築様(青森県弘前市)

・ご自宅の紹介 と建築の経緯

・高性能住宅に取り組んできた理由と過程

・断熱と換気の試行錯誤 (常にアップデートする “最適” の探求)

・意匠(オリジナル表現)へのこだわり

・OB様との良好な関係性

現状で満足するのではなく、常にチャレンジすることで性能・施工の知見を深められ、

最適な家づくりとは何かを探求し続けることを大切にされていました。

 

<ご自宅兼事務所を見学>

TOCORON一級建築事務所様

・換気、空調に拘った高性能住宅

・建具、収納、キッチンを造作した意匠による統一感

・木製玄関ドア、オール木製サッシ + 外付けブラインド (パッシブデザイン)

・徹底した自然素材の使用によるこころ休まる空間

・ただ広い空間を作るのではなく、連続性を保ちながら程よく間仕切る居場所作り

住まいづくりについてご説明いただき、大変勉強になる楽しい時間を過ごさせていただきました。

高性能住宅は、人の発熱でも室内が暖まります。15人ほどで見学させていただいたので汗をかいてくるほどです。

そして、なんと言っても居心地がよく、あっという間に時間が過ぎていきました。

取り組みや考え方に触れることで、
あらためて「性能と自然素材を両立させる家づくり」の重要性を再認識しました。

 

住まいるLabの皆様、この度も大変お世話になりました。

ありがとうございました。

 

[それでは、本編に戻ります]

検証手法は、前回から変わらずとなりますが、

今回は、2日間(48時間)を通して温湿度共に変化確認していきます。

 

検証状況

① 検証日

R8年 1月23日(金) 00時00分 ~ 1月24日(土) 23時00分

下館観測所気象情報

気象庁下館観測所リンク:気象庁|過去の気象データ検索

・1月23日(金)

最低気温 -8.1℃ 最高気温 9.1℃

相対湿度 最低18%、平均51% 

・ 1月24日(土)

最低気温 -7.7℃ 最高気温 10.3℃

相対湿度 最低20%、平均58%

 

浴室加湿は、この日より前から行っていました。そのため、室内湿度が一定ある状態です。

この冬季で現在一番厳しい寒波となった日にちを選んでみました (外はカラカラの乾燥状態)。

 

補足:

相対湿度の最低と平均差が大きな理由については

※Part1 前編 に載せておりますのでご覧ください。

※Part1 前編リンク:お風呂の湯水で加湿できる?

 

②観測箇所

1階

2階

・LDK

・子供室

・寝室

赤丸のマーク箇所は換気排気口を示しています。

計3箇所

(前回はランドリー室も加えていましたが、今回は割愛しました) 

 

③扇風機を使用して蒸気を促進させる

扇風機風量

 ” 中 ” 設定。ユニットバスの壁に当てた風で水面に波を発生させ、蒸気発生を促進させる狙いです。

 

④1階エアコンの暖房設定

1階LDKに設置している6畳用ルームエアコン1台で28坪を全館暖房しています。

・暖房設定   “25.0℃” 風量は “弱”  

・エアコンONは 午後20時~午後8時まで

・日中は陽を入れることで室内を温める(省エネ)

日中の状況。陽が沢山入り暑いくらいです。

エアコン稼働が必要ありません。

 

⑤浴槽の湯張り温度、湯量

・「風呂設定温度」を48℃に設定

これは、家族が使用した残り湯を高温で追い炊きを行い、就寝前に蒸気を発生させる想定です

・湯量を220Lに設定

湯量を多くし、熱容量を増やすことで冷めにくくなります。就寝前に残り湯にお湯を足す想定です。

 

 

以上の検証条件で実験を行いました。

Part3 前編はここまでとなります。次回は後編となります。

 

“なんとなく快適そうな家” ではなく、” なぜ快適なのかを説明できる家 ” をつくりたいと考えています。

性能のためだけではなく、ご家族の “ 安心、安全、健康  ” ためです。

だからこそ、実験と検証を繰り返します。

 

ご一読いただきありがとうございました。

自然素材・高気密高断熱・住宅性能を大切にする工務店 斉藤建築工業㈱

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