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[実験編] 令和8年 6月26日 梅雨の室内洗濯物干し Ver2.0

2026.07.01 

こんにちは。斉藤です。

この度もブログをご覧いただき誠にありがとうございます!

 

今回のブログは、昨年も行った『SaiCLE』モデルハウスでの室内洗濯物干し実験・検証の前編となる[実験編]となります。

梅雨の時期がやってきました。

昨年の経験を活かして今回からVer 2.0 として、洗濯物と洗濯量をパワーアップしていますのでお楽しみください(^_^)

因みに、洗濯物干しのブログは、お客様にご好評いただいているシリーズとなっています。ありがたいです!

昨年は、7月15日に行っておりました。よろしければそのバックナンバーも併せてご覧ください。

 

[バックナンバー]

令和7年 7月15日 検証 雨でも室内物干しは何時間で乾く?

前編:雨天の室内干し乾燥時間 前編

後編:雨天の室内干し乾燥時間 後編

 

 

[洗濯物干し実験・検証とは]

この梅雨時期、一般的な住宅や集合住宅では、室内干しが乾きづらいだけではなく生乾き臭になったり、

室内の湿気が増えてジメジメするため、不快な生活環境になってしまいやすい時期です。

そうすることで、室内にカビやダニの発生原因にも発展してしまい、

シックハウス症候群やアレルギーを発症してしまう恐れもあるのです。

 

こんなご経験ありませんか??

「乾かないから仕方ない、コインランドリーに行くしかないかぁ。」

  でも…

・お金が掛かる。

・帰宅後や休日の時間が取られる。

・疲れているのに休めない。

・子供が小さいから出かけるのに気が重い。

そして、車で向かうとガソリン代も掛かる。

このようなストレスを感じてしまうことが考えられます。

 

だから、何とかこれらを高気密高断熱と高性能のチカラでの、室内干しストレスを無くしたい!

と思っていたのです。

 

「でも、” 乾太(カンタ) ” くんのような家庭用乾燥機があるじゃない?」と思う方もいらっしゃると思います。

はい。とても便利なことは百も承知なのです。早く乾いて、ふっくら仕上げで、干す必要もないから家事の強い味方ですよね。

” 乾太くん ” リンクページ:ガス衣類乾燥機 乾太くん

 

ただ、メリットもあればデメリットもあると思っています。

①ガス乾燥機の場合

・オール電気にならないため、東京電力「くらし上手プラン」に加入できない。

・ガスの基本料金

・一回 約100~130円

②購入価格

③故障したら修理、買い替えの可能性があること

などのイニシャルやランニングコストです。

 

特に、エネルギー価格が上昇してきているため、なるべくは家計に影響のない方が自衛にもなります。

そのため、私としては、なるべくエネルギーとランニングコストをなるべく掛からない生活でありながら、

そのような潜在ストレスが少ない生活に憧れや安心感を求めてしまうのです 。

 

そして、先日こんなことがありました。

私は現在『SaiCLE』で自邸を建築中のため、今は集合住宅暮らしです。

また、妻・子供と4人家族暮らしのため、4人分の室内干しをしてもやっぱり梅雨は、乾きが遅く洗濯物が溜まってしまいます。

そこで、「乾かないから仕方ない、コインランドリーに行くしかないかぁ。」となり、

車でコインランドリーに着いたところ...なんと乾燥機が全て使用中でした。そして、空きの順番待ちをしているではありませんか。

流石に待っていると時間を取られてしまいそうなので、車で別のコインランドリーに変えました。

そこでも、普段より混雑していましたが運よく1台(中型)空いていたので何とかなりました。

もし、空きがなかったら待つか、また別のところに向かっていたでしょうね。建築で何とかしたいと改めて思った出来事だったのです。

 

そのようなこともありまして、この 「洗濯物干し実験・検証」は、

高気密高断熱の高性能住宅において、切っても切れないテーマだと捉えています。

 

[何が Ver 2.0 なのか]

今回からは、洗濯物と洗濯量に変化があります。

デニムジーンズ3本、厚手パーカー1枚、秋冬用厚手のジャケット2枚を新たに追加しました!

これまでは、バスタオル6枚、タオル13枚、バスマット1枚ベビーシーツ1枚でありましたが、

もっと乾きに難くいもので、それでいて洗濯量を多くして試したいと思っていたのです。

バスタオルは、もしかしたら乾きやすい部類なのかもと感じ始めていたのでした。

 

そこで、梅雨は夏物のだが、厚手の衣類とタオル類を全て交えて、

早く乾けば、住宅性能(『SaiCLE』)の検証により深みがでると思いました!

 

[実験は、6月26日 (雨天) 午後6時15分から ]

この日は台風が来る前日。終日雨空のようすでした。

いつもの下館観測データから1時間ごとの雨量を抜き出してみました。

夕方以降に雨がしっかり降っていたことが分ります。そして、終日湿度が 100% です。

この状況で午後6時過ぎから洗濯をスタートして、あの衣類と量を室内干しさせます!

私が今住んでいる集合住宅では、この時間から始めて一晩での乾燥はまず無理です(^-^;

果たしてどうなるのかワクワクします!

 

[室内空調の説明]

今回は、外の室内温度が高くないため1階LDKの6畳用エアコンを暖房稼働させます。

暖房設定は 25℃。 風量は “弱 ” 設定です。

干す量が増えたため、気化熱による室内温度の低下防止と室内温度上げていくことで、

水蒸気飽和量を増やし安定した乾燥しやすい状態を作ります。 

2階廊下の6畳用エアコンを冷房稼働させます。こちらは、除湿が目的です。

冷房設定は 25℃。 風量は “中 ” 設定です。

はい。この2台のエアコン稼働は再熱除湿を意識しています。

冷房稼働は、除湿しながら室内温度を下げるのですが、『SaiCLE』のような超高気密高断熱住宅では、

室内温度が下がり過ぎてしまい寒くなってしまいます。

加えて設定温度に到達したことをエアコンセンサーが読み取り、冷房稼働を休止してしまうことがあります。

休止すると、洗濯物の大量の水蒸気は換気量だけの排出では間に合わず、排出されにくくなるわけです。

そのためには、冷房を止めずに除湿しながら空気を温める必要が出てきます。

このシステムが、再熱除湿でありその機能を搭載したエアコンが販売されています(2027年から数が少なるそうですが)。

このエアコンは1台で冷房(除湿)した空気を暖房して吹き出し口から送風してくれます。

しかし、ながら高価であったためモデルハウスには再熱除湿エアコンを選びませんでした。

と言いますか、エアコン負荷計算のシミュレーションでは分かっていたのですが、

実際に、6畳エアコン1台でここまで冷暖房が効くとは思っていなかったのですね (^-^;

 

それであれば、その原理を基にモデルハウスでは、1階エアコンを暖房に2階エアコンを冷房にして、

除湿と温度をバランスさせてみようと実験でもあります。

 

そして、シーリングファンです。これは、おしゃれなインテリアではなく空調の1つ。

エアコン2台併用の再熱除湿再現において空気の流れをつくり、

湿度、温度の偏りを調節する働きをしてくれます。ファンは上向き。回転は最速にしています。

1階暖房が1階を温めるだけでなく、シーリングファンで吹抜けを登り、2階も温めます。

これにより2階の冷房で寒すぎない、エアコンが休止させない環境を作り出す計画です。

また、熱交換式第一種換気を採用していることも重要だと思っています。

湿度を50%以上交換することによって外気の100%湿度の流入を減らしてくれるので、

このような状況での室内物干しにおいて相性が良いと考えます。

しかしながら、大前提として高気密高断熱でなければならないことは言うまでもありません。

 

[それでは、お洗濯をスタート]

午後6時15分 衣類と入る分だけバスタオルを先に洗い始めます。

洗濯機は7キロまでです。

1回目ではこれだけ。恐らく3回は回すような予感。

干すことを前提なので時短モードで回していきます。

1回目が洗い終わりました。

干しました。扇風機とサーキュレーター2台で乾きをブーストします!

扇風機は ” 強” 設定。

壁掛け サーキュレータ (羽がないタイプ。おしゃれ) も ” 強” 設定。

廊下、キッチン 2方向のドアは全開です。

昨年の検証と違い、今回は水蒸気を居室へ開放させ乾き最優先としました!

除湿を促すため、浴室戸を開放し、換気扇を稼働させます(この換気扇の排気量はm1時間に90㎥)

また、換気を促すためスペーサーを挟みました。

かつ、浴室に水蒸気がスムーズに流れるように、サポートの圧送ファンも稼働させています。

(上記のバックナンバー参照ください)

2回目の洗濯スタートは、午後7時ごろ。

バスタオル、バスマットを優先に洗濯機に入れました。タオルが残っています。

モデルハウスだから7キロの比較的小さいタイプを選びましたが、

もう少し大きい9キロタイプてもよかったかも。

感じたこととして、7キロタイプでは4人家族での洗濯量に不足しそう。

実験していても、洗濯だけで時間が掛かります(>_<)

2回目が洗い終わりました。

2回目の洗濯物を干しました。

大物は完了です。

2回目の洗濯スタートは、午後7時40分ごろ。

3回目が洗い終わりました。

 

全て干しました!

以前と比べ、衣類が増えたことで私の実生活に近い洗濯量です。物干し竿1本では、これ以上干せません。

そして、密になっているため、風通しが悪い箇所が出来ています。生活感がでています

また、このランドリー室に入ると少しひんやりと感じました。気化熱により周辺気温を下げていることが体感でわかります。実際、気温計を確認したところLDKとでは2度くらい下がっていました。

干し終えたのは、午後8時ごろ。今の自宅でこの量は明日朝までに絶対に乾きません。

そう思いながらこの状態を見ていると『SaiCLE』とは言え、

本当に乾くのか見ていて不安を覚えました(^-^;

なるべく、扇風機の風が満遍なく通るように椅子の上に置いてみました。

高さがあることで風の抜けが全然違う。 乾きの偏りが小さくなると感じます。いい感じです。

乾きムラが気になる方はお試しあれ(^_^)

こうして、乾くのは何時になるのか観察を続けます。

外は、しっかりした雨が降り続いていました。

 

[冷房エアコンのドレーン排水を採取する]

これだけの量を干しているので、水蒸気量は結構多いはずです。

浴室からも水蒸気を排気しているとはいえ、2階冷房エアコンも除湿しているのでは?

と思い、1時間の排水を量ることにしました。

1.5Lの空ペットボトルを用意。

ドレーンを差し込みました。1時間後に回収します。

1時間が経ちましたので溜まり具合を確認します。あっ結構溜まっています!

洗濯物の水蒸気をしっかり除湿出来ていたのではないかと想定します。

この時のドレーン排水状況をYouTubeにアップしました。

結構流れてます。

1L以上は採れたように見えます。

実際どれほどの量になったのか量ってみます。

軽量カップを用意しました。

100ml で分けて合計何mlになるか数えてみます。

結果は、11杯と約半分で 約1.15l となりました!

結構取れました!

量り数えた様子もYouTubeにアップしました。

 

こうして、全てを洗濯物を乾かし始めて約5時間30分後の午前1時30分ごろ。

なんと洗濯物がが全て乾きました! 

パーカーも!

デニムジーンズも(3本共)!

ジャケットも!

バスタオルたちも!

乾いた状況もYouTubeにアップしております。

 

想像以上にずっと早く乾きました! 外は雨がまだ降っています(湿度100%)。

朝方までに乾くのかと心配していた状況で 5時間30分で乾いたとは驚きでした。

この量且つバスタオルよりも乾き難い「デニムジーンズが3本、季節外れの厚手のパーカーとジャケット」です。

全て畳み終えた様子

これならば、こんな悪天候が連日続く夜干しでも翌朝には乾き、洗濯物が溜まることもなさそうです。

そして、私が遭ったコインランドリーの一軒から解放になるかもしれません。

確かに、”乾太くん”などの乾燥機であればもっと早く乾く乾かすこともできると思いますし、

ふっくらと仕上がると思いますが、これはこれでランニングコストを抑えながらしっかり乾燥乾きます。

「高気密高断熱と高性能のチカラでの、室内干しストレスを無くしたい!」の形に近づいたように感じました。

もちろん、今回だけたまたま上手くいっただけの可能性もありますので、また近く実験してみたいと思います。

でも、基準住宅『SaiCLE』のチカラが見えた実験でありました。

 

今回のブログは以上になります。長文のご一読ありがとうございました!

次回は、今回の実験をおこなった温湿度データを基に、

住み心地に関わる住環境の変化と使用電力量を検証してみたいと思います。

 

自然素材・高気密高断熱・住宅性能を大切にする工務店 斉藤建築工業㈱

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