モデルハウス 加湿器1台稼働させた2025年1月 湿度、絶対湿度 実測結果

こんにちは。茨城県筑西市の高気密高断熱工務店、斉藤建築工業の斉藤知広です
ここ数日、スギ花粉症の症状がキツイです。ブログを書きながらも不意に襲ってくる、くしゃみ、鼻水、目のかゆみー。このところ春めいて温かい日が続き過ごしやすくなってきましたが、それとともに盛大に飛び回るスギ花粉。
症状と付き合って今年で30年を迎えもうお馴染みですが、やっぱり例年の通り体質は変わっていないね。と思い知るこの季節です。
そんな中、会社の窓からは菜の花がのぞかせているのを発見。そこは空き地となっていて毎年ほぼ一面に菜の花が沢山咲いてくれています。悩める花粉症の中、心のオアシスとして今年も沢山咲いてくれることを楽しみにしつつ、飛散が少なることを待ちわびています。
さて、前回は『室温』の実測結果をお届けしましたが、今回はもうひとつ大事な『湿度』。
住まいが温かく涼しくても、湿度の低い・高いによって不快に繋がります。つまり快適な空調計画が大切です。
内容に入る前に補足いたします。
・絶対湿度のグラフは (g/㎥)表記 です。水蒸気量をグラムとして捉えられる (g/kg・DA)に変換して確認します。
絶対湿度 (g/㎥)とは、空気1立方メートル(㎥)中に含まれる水蒸気の質量を指します。
絶対湿度 (g/kg・DA)とは、 乾いた空気1kg中に含まれる水蒸気の質量を指します。空調負荷計算に良く使用されます。
・前回の室温データと同様に「LDK」と「2階の寝室」に設置している「スイッチポッド」から今年1月のデータを振り替えってみます。
[測定状況について]
・モデルハウスには住人がいないため、実際の生活環境と違いがあります(人体からの放出、洗濯室内干し、食洗器、調理など)。
・加湿器は、1月7日頃から一台で稼働しています。タンク容量 約 9.8kg パナソニック製 FE-KXF15 を「弱モード」をメインに時折「強モード」にしたり、それによるグラフ変化の違いを確認していましたいました。また、なるべく1日に一回給水を心掛けていましたが、変化をみるためあえて給水しなかった日もあります。
リンク:加湿機 FE-KXF15 | 加湿機(加湿器) | Panasonic
・シーリングファンを「中モード」で下向きに稼働。
・全熱交換の「棲家」を常時運転。
・寝室のドアは締め切りとし、オリジナル全館空調を稼働させています。
・モデルハウスの相当隙間面積 C値 は 0.1 ㎠/㎡
・エアコンの稼働状態は前回の通り。
[相対湿度データ]
先ず、相対湿度 は、温度によって空気中に含まれる水蒸気が異なります。
例えば、相対湿度が50%で23℃と30℃ とでの水蒸気量は、
・23℃ では、約9 g/kg・DA
・30℃ では、約13.5 g/kg・DA
となって、室温30℃ の方が4.5g 多く水蒸気を含んでいます。つまり湿気が多い(これがジメジメの原因です)。
もう少し続けると、
20℃ 相対湿度 75% が 約11 g/kg・DA
真夏の36℃、相対湿度75% ともなると 約29 g/kg・DA
18gも違いがあります。
以上のように湿度の%だけでは一概に湿度が高いとは言い切れないことがあります。
因みに人が快適に感じる絶対湿度ゾーンは 7~11 g/kg・DA と言われています。
また、グラフの「 ●」の点は計測時間です。0時、3時、6時、9時、12時、15時、18時、21時 のサイクルでポイントを取っています。
[LDK 相対湿度%]
年始あたりは25%前後ででしたが、7日位から加湿を始めてぐんぐん上昇していきます。
蒸気は上に登るため、高くなりやすい2階の湿度状況を考慮しながら給水をしていましたが、可動させると40%後半くらいまで上がっています。
ただタンクの水が無くなると、熱交換換気とはいえ1日で急下降します(壁・天井の珪藻土が吸水に働いているのかも)。加湿の急上昇と似ていますね。35%以下になる日は敢えて給水せず、下降具合をチェックしていました。全熱交換でない換気の場合は、加湿上昇の速さが変わってくるのだと思います。
LDKの1月15日前後は、エアコン設定温度を下げてテストしていましたが、室温約24℃の相対湿度約47%の時で、約9.0 g/kg・DA ちょうど快適な環境下である分かりました。実生活では加湿器の給水時間を定めたり、生活の中での水蒸気でも加湿になるので上下のバラツキも埋まるのではないかと思います。
[寝室 相対湿度%]
蒸気が上がる2階のため1階よりも相対湿度が少し高くなっています。シーリングファンを下向きにしていたので、上昇をいくらか抑制で来ていたのかも? L DKの相対湿度と同様に15日前後を見ると室温約22℃の相対湿度約53%となっていれば、同じく約9.0 g/kg・DA。最低室温22℃ですからここで就寝したら朝は気持ちのよい目覚めができたのでしょう。でもLDK同様に実際には人からの発熱や水蒸気が出ますから、どちらももう少し高くなると考えられますね。となると、実生活を送った場合は、エアコンの設定はもう少し下げた方がより良い(快適)になる可能性ありです。
次に 絶対湿度(g/㎥) となります。
[LDK 絶対湿度データ]
相対湿度と同じグラフの動きを見せています。計測エラーはなさそうです。加湿器を付けた7日以降の平均でみると、9.5 g/㎥ を下回らない。且つ室温が平均25℃を下回らないため、これを元に平均を求めると厳しくめても 約8.0g/kg・DA になります。このままでも悪くない数値です。単純に毎日ちゃんと給水をおこなうことだけでも、9.0 g/kg・DA平均で取れた可能性があります。
[寝室 絶対湿度データ]
寝室も計測エラーはなさそうです。LDKと同様に平均を見てみます。、9.5 g/㎥ を下回らない。且つ室温が平均23.5℃を下回らない。となります。すると同じく約8.0g/kg・DA となりました。
[総評]
無人なのに思っていた以上の良い結果となり嬉しいです。LDKから寝室まで加湿器1台で良く賄えていることも良く分かりました。加湿器の性能 + 間取り計画と高気密高断熱(断熱等級7_HEAT 20 G3)がしっかりと空調を機能させていること繋がっているのだと思ます。今回のデータ結果を活かして、来年はエアコン設定温度を変えず、毎日定時に給水してデータを取ってみたらどうなるのか楽しみです。
そして、これから夏がやってきます。6畳エアコン1台でどこまで温度差・湿度を小さく、冷やすことが可能かこちらの実験も非常に楽しみ。
また、2月の温湿度データも今後公開いきたいと思います。
この度もご一読いただき、誠にありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。