工務店だけのモデルハウス見学会を開催。

こんにちは。
茨城県筑西市の高気密高断熱工務店、斉藤建築工業の斉藤です。
4月中旬になり、モデルハウスの庭に植えた木々が芽吹きはじめました。
グランドカバーの草花もすくすくと育ち、ようやく『Green Oasis』の景色が少しずつ見え始めてきたところです。
今回のガーデニング計画では、コンセプトである『Green Oasis』をそのまま庭でも表現したいと考え、
コンクリートブロックや金属フェンスは一切使わず、コンクリート自体も必要最低限に。アプローチには「飛び石」を使い、敷材には「杉の皮」を敷き詰めて、自然の中を散策しているような雰囲気を演出しました。
さらに、雑草も景観として活かすという、ちょっと変わった試みにもチャレンジしています。
コンクリートにすれば雑草対策になるので効果的ですが、費用面や景観の面から砕石を敷くことが一般的です。しかし、「防草シート」を敷き込んでも飛んできた種から伸びてしまうことがあります。草取りは本当に大変ですよね。砕石の代わりに「杉の皮」を敷いて、自然に生えてくる草もグランドカバーの一部として楽しんでみようと考えました。
現在、少しずつ生え始まっていますが、取らない方が返って緑が映え、不思議とかわいらしく感じます。今後、草木成長し、夏ごろ庭全体がどのような姿(『Green Oasis』)になるのか興味深くまた大変楽しみです。
さて、今回のブログでは、今年1月中旬に茨城県内の4社の工務店様が、『SaiCLE』モデルハウスご見学にお越しくださった時のことを綴ります。
お越しいただいたは高気密高断熱、自然素材だけではない強みをお持ちになられている工務店様で、研修や勉強会で情報交換をさせていただいている社長様、取締役様です。同業者ではありますが、各社の個性を尊重し、時に包み隠さず体験談やノウハウ教え合うことで、新しい学びや気付きが生まれ、よりよい住まいづくりを模索していく。こうしてお互いに共有し合うことで高め合っていくこと大切にされています。
私自身も各社様の完成住宅やモデルハウスを拝見いたしましたが、盗んで真似をする考えはなく、敬意を払い建築へのアプローチや思想に想いを通わせ、質の高い質問や討議を交わしながらお互いに感性を磨くことを本質と感じます。そのため、仮に真似てもオリジナルには当然及びません。また、建材は購入すれば使用できますが、商品特性、選定理由、施工精度がなければ、本来の性能でさえしっかりと引き出すことは難しいものです。
そうして、『SaiCLE』モデルハウスにご興味をお持ちいおただき、「工務店だけの見学会」をおこないました。私としても、見学にきていただけることが大変嬉しく、一体どんなご質問をいただけるのか楽しみでした。
開催の当日、天気はよいですが1月のためやはり寒い。「FPの家」の体感にはまさにうってつけです。
建物の仕様や概要の説明を終えて中に移ります(この時はまだ外構工事が完成していませんでした)。
モデルハウスに移るとみなさん先ず一言。あったかい!(このときのは室温25℃)
エアコンは日中可動させ続けるとオーバーヒートを起こしてしまうため切っておきました。6畳エアコン1台とオリジナル全館空調の稼働と太陽光を窓から積極的に取り入れる日射取得で省エネの環境になっています。
各社様、自由に見学いただきながら温熱を始め様々鋭いご質問をいただき、時には私からも相談を交えさせていただきました。私自身の勉強にもなり今後に活かす気付きとなって楽しく終えることができました。
次回はどこになるかまた楽しみです。
最後に、これからの家づくりは長寿命で安心、安全、健康的であり、省エネルギーで環境に配慮することがより一層求められてまいります。2050年に脱炭素を掲げる日本は、住宅産業において今後さらに加速させて低炭素化を図っていく計画です。工務店だから率先して出来ること、あるべき姿があると考えます。こうした学びの機会をいただきながら、住まいづくりを高めることを大切にしていきたい。
この度もご一読いただき、誠にありがとうございました。