『Green oasis』8つの循環の詳述 [木製ドア・サッシ]

こんにちは。斉藤です。
今回のブログは、『Green oasis』を生む8つの循環の詳述 [ 7. 「木製ドア・サッシ編] になります。
先日、廃材処理・リサイクル製品製造会社「石坂産業㈱」様を見学させていただきました。循環による持続可能な社会の実現に取り組まれ、ゴミをゴミとせずに資源として再生するリサイクル率98%を実現しています。建築に従事している私にとって、廃材という現場で出るゴミの捉え方ついて改めて考えさせられた機会となりました。
この模様をブログにアップいたしましたので、ぜひ併せてご一読ください。
それでは、 [国産材、国内製品編] の詳述になります。どうぞよろしくお願いいたします。
7. 木製ドア・サッシ
[住宅におけるサッシ・玄関ドアの役割]
サッシ・玄関ドアは、「断熱性能。空間を照らす健康的な環境。通風による心地のよい環境。景観を取り入れた居心地のよい空間。内外観の意匠。」をつくる大切な役割があります。これらを計画的に設計することが豊かな住生活につながると考えます。
[「CURATIONER」高性能木製トリプルサッシ・玄関ドアを採用]
住宅が完成しても通常唯一目に見える断熱材はサッシと玄関ドアといえます。断熱性とコストを検討してアルミ複合・樹脂製を採用することが一般的です。しかし、住まいづくりのコンセプトによっては、アルミや樹脂の色合いや無機質感が不一致につながる場合があります。サッシ・玄関ドアの役割は、断熱、採光、通風、空間、意匠です。これらを考えた結果、「SaiCLE」に山崎屋木工製作所製 「CURATIONER」 高性能トリプルサッシ・玄関ドアを採用しました。
材種は、建具、フローリングと同じ唐松(主に長野県木曽地方産)です。木が醸し出す有機質な温かみと香り、窓に映る景観、入り込む光と風はコンセプトである『ずっとずっとGreen oasisに暮らす』の一体感を作り出します。オアシスのような憩いや癒しを感じ、日常を豊かにする。その象徴としています。
木製サッシ・玄関ドアは、塗装の定期的なメンテナンス必要になりますが、メンテナンスおこなうことで50年以上の耐久性があります。住み続けた年月と共に経年変化という美しさによって愛着も膨らみます。マイホームのアイコンとして、その存在感は時が経っても褪せることはありません。
補足:無垢材のため定期的な自然塗料の塗布が必要です。
[使用する木製サッシ性能値]
「SaiCLE」の外皮平均熱貫流率(UA値)に大きく寄与しています。また、調湿効果があるためカビや結露を起こしにくく快適な住環境を整えます。
・日射取得型(南面に使用)
FIX:Uw値 0.89 W/m²K
オーニング:Uw値 1.01 W/m²K
フレンチドア):Uw値 1.01 W/m²K
ダブルLow-E クリア アルゴンガス封入
日射取得率 58%
・遮熱型(北、東、西面に使用)
ケースメント:Uw値 1.00 W/m²K
ダブルLow-E グリーン アルゴンガス封入
日射取得率 32%
[使用する木製玄関ドア性能値]
採光ガラス入り:Uw値 0.67W/m²K
以上のことからわたしたちは家族と地球の未来のために、
木製ドア・サッシを採用しました。
長文のご一読ありがとうございました。次回は、「8つの循環」詳述の最後となります。「自然素材内装建材」です。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
自然素材・高気密高断熱・住宅性能を大切にする工務店 斉藤建築工業㈱
ブログバックナンバー
『Green oasis』8つの循環の詳述
HPトップページリンク:SaiCLEトップページ