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[実測データ]6畳エアコン1台で猛暑日も爽やか。

2025.06.24  Blog

 こんにちは。斉藤です。

前回で『ずっとずっとGreen oasisに暮らす』を生む8つの循環 の詳述を全て綴り終えまして、今回からこれまで通りのブログ掲載に戻ります。

ブログ内容は、暑かった今月6月17日の「実測データ」公開です。

 

その前に。つい先日夕方。 子どもたちといつもの散歩コースで珍しい遭遇がありましたので紹介します。

この散歩コース、相変わらず落ち着く風景です。夕方になると気温も下がってきて気持ち良い。

田んぼの苗が伸びてきたなーっと思いながら子供たちと歩いていると。

??何か黒いものが道を横断している!?

なので急いで見に行きます。

・・・カメと遭遇しました(私はカメ好き)!

体長15㎝くらいでしょうか?存在感があります。とりあえずみんなで観察です。

このカメは、「クサガメ」と呼び、目元や首元に入っている黄色い線が目印です。漢字では、『臭亀』と書き、匂いにとても特徴があるのでそのまま名前になっています。

襲われた時などで匂いを放つようですが、私はまだ嗅いだことはありません(悪しからず)。

寿命は長い個体で40年ほど。数は減少傾向で長野県、高知県では準絶滅危惧種に指定されているようです。こうして見かけることも今後は、少なくなってしまうのでしょうか。

そう考えると寂しく感じてしまいますね。ストレスを掛けないよう早々に観察終了。自然との素敵な遭遇でした。

 

さて、ブログの本題になります。

2025年6月17日、下館気象観測所は最高気温「34.9℃」を記録し、「ほぼ猛暑日」という厳しい暑さとなりました。

この日は本当に暑く、6月中旬であるのに夏本番のよう。

「かき氷」が食べたくなる感覚が戻ってきた日でもあります…そんな日中、『SaiCLE』モデルハウスは、2階のエアコン1台を稼働(ドライ)させていたことを思い出しました。空調の効き具合を確認するため、モデルハウスの玄関ドア開けて一歩入った瞬間、ビックリするほど涼しい!しかもカラットする気持ちよさ。一旦リビングソファーに腰を下ろすともう外に出たくないのは言うまでもありません(ストレスのない断熱等級7の高気密高断熱はよいですね)。

そんな、「ほぼ猛暑日」となった、6月17日の住環境を検証してみたいと思いました。今回も冬の検証同様に各居室に設置したセンサー(室温・湿度計)を基に見ていきます。本日もお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

リンク:令和7年 1月30日、31日 室温の動き| 

 

 2025年6月17日 下館気象観測所データ

リンク:気象庁|過去の気象データ検索

 

[測定環境]

外気温:最高34.9℃

外湿度:平均80% 

もはやベタベタ。不快度指数 ” 約90 ” ( 非常に暑くて不快)です。

実測場所:①  1階lDK、② 2階寝室(5.4畳)、③ 2階洋室子供室(4.5畳+4.5畳)

実測している”スイッチポッド”は全部で15箇所に取り付けていますが、メインの居室のみ抜粋します。

空調設備:2階廊下に取り付けた6畳用エアコン1台のみ(2階廊下に設置、ドライ運転)。

6月に入ってから24時間ずっとドライを掛けています。

空調方式:オリジナル全館空調システムにより各室を空調

 

1階間取り。1階は、LDK、廊下、玄関の空間まで広く繋がっています。

2階間取り 廊下に取り付けたエアコンと全館空調で2階全体を除湿冷房します。

2階の6畳エアコン

各室、スイッチポッドで365日実測しています(写真はLDK)。

 

では、データを見ていきます。分かり易いように温湿度の数値とグラフをそれぞれ載せていきます。

 

先ずは、1階LDKから。

 

次に、2階寝室

 

最後に、2階子供室

 

補足として、平均値も出してみました。

 

6月17日の状況から私なりに分かったこと:

[室温]

 外が約35℃でも、室内は22℃前後。室別の温度ムラもほぼありませんでした。
1台の6畳エアコンで、家全体を快適温度に保っていることが分ります。

[湿度]

“ちょうどいい” をキープしている。室温と同じく、室別の湿度ムラもほぼありません。
人が快適に感じる絶対湿度は8.5〜10.5 g/kg(DA)とされています。
3箇所全てが範囲内を安定して維持しており、ジメジメせず、乾燥もない、理想的な湿度環境となっていました。

 

[温湿度を通して]

率直に ” なるほど ” と思いました。モデルハウスに入ったとき快適な訳です。残り12箇所のスイッチポッドも同様なデータでした。空調だけでなく、” 全熱交換式第一種換気 “の効果もしっかり表れていると言えます。これならば、洗濯物の室内干しも良く乾きそうです(近日実践してみます)。衣類であればコインランドリーも必要ありませんし、時間と費用も掛からないため家事ラクですね。

加えて寝苦しさがなさそうです。リラックスして就寝いただけるのではないでしょうか。

 

補足:

モデルハウスのため生活熱源、水蒸気が起こりませんので、実生活を想定すると現状のエアコン設定でよいと感じます。

ただ、モデルハウスとして考えるとエアコンが効きすぎている感じを受けるため、今後はもう少し設定を上げてみよう思います。

 

[その他]

省エネです。エアコンは24時間稼働しています。使用していたのは6畳用1台。太陽光のモニターから消費電力を確認していましたが、ドライ稼働で約300Wの表記でした(冷蔵庫含む)。

300W × 24時間 = 7.2kWh ≒ 約225円/日 前後

太陽光が8.8kWありますから、日中であれば曇りや雨でも自家消費でほぼ稼働できますし、売電収入があります。付けっぱなしで経済的です。

6畳エアコンですからの買い替えのランニングコストも安心です。

冬は、1階エアコン(暖房用) 。夏は、2階エアコン(冷房用)でシーズンごとで使い分けるため、ロングサイクルにもなりますね。

電気代とエアコンのランニングコストは、性能が生み出す本質の省エネです。そして、環境にやさしい。

 

[最後に]

 この住環境、やはり実際に “体感されるのが分かりやすい” になりますが、

これからいよいよ本格的な夏を迎えるため、高気密高断熱の体験宿泊は本当におすすめです。

完成見学会と宿泊では、得られる経験が異なります。

ご家族が健康に、心地よく、安心して暮らせる住まい。
モデルハウスのご宿泊で『ずっと ずっと Green oasis に暮らす』をご体感ください。

 

最後までご一読いただきありがとうございました!

また身近な出来事や住まいづくりの視点から、綴っていきますね。

次回もどうぞよろしくお願いいたします。

自然素材・高気密高断熱・住宅性能を大切にする工務店 斉藤建築工業㈱

 

<モデルハウス紹介ページ> : SaiCLEモデルハウス 

<『ずっと ずっと Green oasis に暮らす』を生む8つの循環の詳述 >

1.耐震+制震 性能 編 

2.断熱 編

3.気密 編

4.耐久性 編

:5.換気性能+外気空気清浄機 編

6.国産材、国内製品編

7.木製ドア・サッシ編

:8.自然素材の内装建材編

< HPトップページ > :SaiCLEトップページ

 

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