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[検証] 連日の雨でも室内物干しは何時間で乾く?(後編)

2025.07.28  Blog

こんにちは。斉藤です。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

回は [ 室内物干しの乾燥時間の検証 (後編)]です。

いよいよその結果について綴ってまいります。前回の内容はこちらからどうぞ↓

リンク:[検証] 連日の雨でも室内物干しは何時間で乾く?(前編)

 

[その前に先週、パナソニック 宇都宮工場見学を行ってきました]

パナソニック では、家電を再生するリファービッシュという事業を 2024年4月 から取り組みを始めています。その中核拠点の役割を担っている宇都宮工場は、「 テレビ、BDレコーダー、ポータブルテレビ、一眼カメラ、洗濯機、食器洗い乾燥機、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 」 を再生しているということで、この大手企業の取り組みに興味が湧き見学を申し込みしてみました。住宅に欠かせない「家電」。 その ” つくる責任 ” の姿勢に学びありです。こちらの内容は次回綴ってまいります。どうぞお楽しみに!

 

リンク: Panasonic 宇都宮工場 工場見学

 

[それでは、後編です]

7月15日午後2時30分頃からランドリースペースで室内干しを始めました。

干してみると結構な量に感じます。ただですら外は雨なのに本当に乾くのか? っと思いながら…💦

 

キッチン側のドアは閉めております。

 

こちらが壁掛けのサーキュレーターです。

羽が無いのがオシャレだなーっとデザインで重視で購入しましたが、ちょっと問題がありました。

私のケースに限ってかもしれませんが。後ほどお伝えしていきます。

 

浴室のドアは、開放して水蒸気を換気扇から外に排出させます(1時間に85㎥の換気)。

廊下側のドアは開放しています。正確には半開です。階段から下りてくる2階廊下エアコンの気流(ドライ空気)をドアでキャッチするイメージ。

全開とも迷いましたが、換気扇の負圧によるエアコンの引き込みが、ウインドウキャッチの要領でスムーズにいくかもと思いました。

  

 

ここからランドリースペースとLDKの温湿度を30分刻みで見ていきます(スイッチポッドを使用)。

 

補足

快適とされる湿度の目安

・容量絶対湿度は  8.0〜12 g/㎥

(1㎥当たりの水蒸気量)

・重量絶対湿度は  7.5〜10.5 g/kg(DA)

(1kgあたりの水蒸気量)

とされています。これをもとに、乾きやすさや室内の快適度もチェックしていきます!

 

[ランドリースペースの温湿度推移]

先ず、ランドリースペースの変化を見ていきます。

干し始めた 14時30分頃 から相対湿度、絶対湿度(容量、重量)ともに増えました。室温は安定していますので浴室の換気扇がエアコンの気流をそれなりに引き込んでいます(良かったです)。その後、相対湿度、絶対湿度は上下しています。そのため、水蒸気が籠っていないことも分かります。スムーズに換気扇から排出されたようです。肝心な乾き具合ですがフェイスタオル、ベビー用敷パッドは、17時頃(3時間後)には全て乾いていました。バスタオルは、サーキュレーターの風が当たる箇所は乾いている状態です。

[ただ…]

先に触れたサーキュレーターの首振り角度が想っていた以上に狭く、この時からサーキュレーター風が当たる・当たらないでかなり乾きの差が表れました。もっと広範囲に送風できるタイプを選べばよかったとちょっと後悔… 

 

[連日の雨でも洗濯物が全て乾いたのは、6時間30分後]

全て乾いたことを確認したは、21時でした。6時間30分で乾いたことになります。

朝の出勤前や日中または、帰宅後や急な洗濯でもストレスなく干すことができますね。

『SaiCLE』では、外気の熱(顕熱)と湿度(潜熱)の交換を行う換気設備を標準採用しています。連日の雨で外湿度が高くてもしっかりと乾くのは、換気性能による湿度(潜熱)交換による効果が大きいためです。

 

 

前編では、「換気による湿度の流入」についてお伝えしましたが、この換気性能によって外からの湿度の流入が約50%に抑えることができます。『SaiCLE』の高気密・高断熱性能が合わさることで、換気性能は余すことなく発揮できるため、温湿度調整は6畳ルームエアコン1台で可能になるのです。加えて、自然素材の無垢材や珪藻土の塗り壁が湿度調整を行います。これによって室内干しの家事も住環境もストレスが無くなり、ご家族と充実した時間をお過ごしいただけます。

 

[しかし、疑問が残りました]

21時以降の相対湿度、絶対湿度が16時以降とそれほど変わりないことです。干した洗濯物を畳んだ後の行動を振り返ってみると…

①乾いたため浴室の換気扇を止めた。

②洗濯機の洗濯槽を乾かすため蓋を開けた。

これが原因かもしれません。この後に続く、LDKの温湿度も21時以降から相対湿度、絶対湿度が上昇しているので①、②に伴った現象に感じます。

この原因を確かめる必要ありです。

 

[LDKの温湿度推移]

続いて、LDKになります。ランドリースペースで発生した水蒸気がLDKに流出した影響を見ていきます。

洗濯物を干した14時30分頃から遅れて15時頃からLDKの絶対湿度が上昇してきました。しかし、絶対湿度(容量、重量)共に快適の範囲内をしっかりとキープしています。

浴室換気扇で水蒸気を放出し、キッチン側の扉を閉めていたことで流出防止の効果がはっきりと分かります。

 

[つまり家中ジメジメしない]

家中に干した水蒸気が放出されないため、想定以上の理想的な室内干しができたと思います。正直、もっとLDKに流出するのではと考えていましたが意外性がありました。より多くの洗濯してもこれなら問題なしですね。

 

[最後に]

しかしサーキュレーターが心残りで、代わりに扇風機を購入しました。

首振り角度の広い床置き型。且つ狙ったところに送風できますからこれなら間違いなさそうです。次はこれで試してみます。より早く乾くことに期待大です(厚手のデニム生地で試しても面白そう)。そしてこの経験から壁掛けタイプが効果的な取付箇所も分かりそうです。また追って検証結果をブログに載せますね。

 

最後までご一読いただきありがとうございました!

次回もどうぞよろしくお願いいたします。

自然素材・高気密高断熱・住宅性能を大切にする工務店 斉藤建築工業㈱

 

<実際にこの室内干しの快適さを体験してみたい方は、ぜひモデルハウスへ!>

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