[検証]お風呂の湯水で加湿できる? ※Part2 前編

こんにちは。斉藤です。
この度もブログをご覧いただきありがとうございます。
先週は北海道、三陸沖の後発地震を受けブログ見送りました。
地震で被災された皆さまの一日でも早い復旧をお祈りいたします。
[今回のブログは、お風呂の湯水で加湿できる? ※Part2 ] 前編です。
前回の検証では、体感・数値共に効果を得られずにじまいでした。
浴室蒸気を利用できれば加湿器が必要ないかも!というご都合考えは、なかなか簡単にいかないのが現実なんですよね。
検証結果の見解から、仮説を立てておりました。
今回それで試してみるとどうなるのか!? リベンジ 実験・検証していきます!
過去ブログのリンクはこちら
[その前に、現在のモデルハウスの様子についてピックアップ]
この後の本編でも取り上げますが、12月に入ってから朝方氷点下を記録する日もあり厳しくなってきました。
そのような中、『SaiCLE』モデルハウスでは観賞植物を育ておりまして、元気に成長しています。
ウンベラータ
ひらひらと広がる大きな葉が、冬の光を受けて優しく揺れます。

カジュマル
小ぶりながら堂々とした幹が魅力で、室内に置くだけで雰囲気が変わります。

フィカス
濃い緑の葉がさらに増え、生命力を感じさせる存在です。

ポトス
つるがぐんぐん伸びてエレガント。冬にどこまで伸びるかな。

シュガーバイン
ツタの葉っぱが可愛らしいです。

エバーフレッシュ
夕方になるとふさふさの葉が閉じて夕暮れを教えてくれます。

冬に入っても、植物に囲まれて『ずっとずっと Green oasis に暮らす』のコンセプト通りです(^_^)
季節を問わずお花や観葉植物が育てやすいだけでなく、身近に自然の彩りを感じられリラックスができます。
しかし、冬の乾燥は植物にとって好ましくありません。
そこで家族だけでなく植物にとっても湿度のコントロールは大切になるわけですね。
以上、モデルハウスの観葉植物にご紹介でした。
[それでは、本編に戻ります。]
検証条件
① 検証日
R7年 12月5日(金) 17時00分 ~ 12月6日(火) 23時00分
下館観測所気象情報
・12月5日
最低気温 -5.1℃ 最高気温 11.3℃
相対湿度 最低35%、平均69%
・12月6日
最低気温 -3.8℃ 最高気温 11.2℃
相対湿度 最低38%、平均72%

気象庁下館観測所リンク:気象庁|2025年12月過去の気象データ検索
補足
相対湿度の最低と平均差が大きな理由については ※Part1 前編 に載せておりますのでご覧ください。
②観測箇所
1階

2階

・LDK
・ランドリー
・子供室
・寝室
計4箇所
補足
赤丸のマーク箇所は換気排気口を示しています。
③扇風機を使用して蒸気を促進させる

前回の浴室内の圧送ファン(送風ファン)も併せて使用します。単体では効果が小さいため相乗効果を狙います。
圧送ファンをワンサイズ大きいものに取り替えを考えていましたが、
現在取り付けているファンの位置が天井際のため当たってしまうため残念ながら取付られませんでした…
サイズを変更したところで浴室に直接風が当たらないこともあり、
風量が多くなっても効果がさほど上がらない可能性もあります。
ただし、これを教訓として今後、SaiCLEは浴室の向きを北側に変更と150φサイズのファンに変更します。
以上のことから、風量が期待できる季節外れの扇風機がここで登場です。
室内洗濯物干し検証の回では購入失敗と思っていましたが、結果的に買っておいてよかった!
過去ブログ “洗濯物干しに扇風機を諦めた理由 “
扇風機風量
: ” 中 ” 設定。ユニットバスの壁に当てた風で水面に波を発生させ、蒸気発生を促進させる狙いです。

④1階エアコンの暖房設定

1階LDKに設置している6畳用ルームエアコン1台で28坪を全館暖房しています。
暖房設定 “24.5℃” 風量は “最弱” としました。
⑤浴槽の湯張り温度、湯量
・「風呂設定温度」を48℃に設定
これは、家族が使用した残り湯を高温で追い炊きを行い就寝前に蒸気を発生させる想定です。
浴槽に給湯するお湯の設定温度を高めることで、高温の追い焚きができます。
補足
調べてみると追い焚きの停止は、「風呂設定温度」に依存していることが分りました。
モデルハウスのエコキュートは、上限が ” 48℃ ” でした。つまり、これが追い焚きできる上限となります(48℃で停止)。
前回ブログでの仮設では、55℃とお伝えしていましたが「給湯設定温度」に依存するのかと勘違いをしておりました。
しかし、エコキュートの仕組みについて知識が付きました (^^ゞ
・湯量を220Lに設定
前回200Lから今回220Lに増やしています。
湯量が増えることで熱容量も増えるため、冷めにくくなります。
こちらは、同じく就寝前に残り湯にお湯を足す想定です。
以上の検証条件で実験を行いました。
Part2 前編はここまでとなります。次回は後編の予定です。
さて、今度はどんな結果になったのかお楽しみにしていてください。
ご一読いただきありがとうございました。
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