『SaiCLE』 LCCM住宅認定を取得しました（茨城県県西地域初）

2025.05.26　 News

こんにちは。斉藤です。

『SaiCLE』モデルハウス LCCM住宅認定を取得しましたのでお知らせいたします。

（茨城県県西地域初）

[LCCM（ライフサイクルカーボンマイナス）住宅] とは、

工事・暮らす・解体のライフサイクルにおいて、出来るだけCO2排出を抑えることが必要です。さらに再生可能エネルギー（太陽光発電など）による創エネによって、最終的にCO₂の収支を ” マイナス(ゼロ以下) ” にする住宅です。

これは、日本が掲げる「2050年脱炭素（カーボンニュートラル）社会」の実現に向けた、先進的な取り組みのひとつです。

「LCCM住宅」は、「ZEH住宅」よりもさらに厳しい基準であり、高い省エネ性能・環境性能を必要とする、脱炭素社会のトップランナーとも言える住まいです。地球環境に貢献しながらご家族の安心・安全・健康を守ります。

『SaiCLE』は、認定に際して特別なオプションを施さず、標準の「基本性能・基本仕様」のままで、CO₂排出量を “ライフサイクル全体で -22% ” とする結果を達成しました。

つまり、モデルハウスの表記ではありますが、標準の「基本性能・基本仕様」ですので、『SaiCLE』を建築するとLCCM住宅となります(日照不良の敷地を除く)。

[「ZEH」住宅との違い]

ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）住宅とは、” 年間のエネルギー消費量を実質ゼロにする住宅” を指します。断熱設計によりエネルギー消費を抑え、再生可能エネルギー（太陽光発電など）による創エネによって、家庭で使うエネルギー収支をゼロにします。

それに対して、「LCCM住宅」は、工事・暮らす・解体で発生する住宅一生のCO₂総量をマイナス(ゼロ以下)とする違いがあります。

LCCM住宅は、コンセプトである「ずっと、ずっと Green oasis に暮らす」のひとつのかたちです。

[年間使用エネルギーから考える CO₂ 削減]

『SaiCLE』の一次消費計算ツールの結果(QPEX)では、太陽光発電を合わせた結果、

年間の使用量が「-11,914.17kWh ※1 」となりました。

東京電力のCO₂排出係数「2023年度 0.408kg -CO₂/kWh」から換算すると、

『SaiCLE』は1年間で約4,561kg -CO₂ のマイナス収支を達成しています。

一般的な省エネ住宅「平成28年基準：25,842.5kWh ※2」(QPEX) と比較すると、

毎年約15,405kg（約15.4トン）ものCO₂を削減になります。

一般住宅のCO₂排出量：25,842.5kWh×0.408kg-CO₂/kWh= 10,543.74kg-CO₂

『SaiCLE』のCO₂排出量（創エネによりマイナス収支）：−11,914.17kWh×0.408kg-CO₂/kWh= −4,860.98kg-CO₂

一般住宅と比べた SaiCLE の CO₂削減： 10,543.74kg−(−4,860.98kg)=15,404.72kg

となります。

これは、” 暮らしながら杉の木約1,100本分の年間CO₂削減量 ” に相当します。

(35年間では、” 約38,500本 ” のCO₂削減量)

補足：

※1 -42,891 [MJ] (発電によるマイナス)　→ 11,914.17 [kWh]

※2 93,033 [MJ] → 25842.5 [kWh]

杉の木1本あたりの年間CO₂削減量: 14kg/年 (林野庁より)

CO2排出係数について(東京電力より）

以上になります。これからも家族と地球の未来のため、よりよい住まいを創造してまいります。

ご一読ありがとうございました。

自然素材・高気密高断熱・住宅性能を大切にする工務店　斉藤建築工業㈱

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