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耐久性能について

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耐久性能

  • 住宅の耐久性

    日本は住宅分野において、世界の基準から大きく遅れを取っているのが現状です。住宅の断熱・気密性能だけではなく、耐久性能においても同様です。ヨーロッパ各国では、トレンドやデザインよりも「いかに快適に長く暮らす環境を作るか」に重点が置かれています。断熱・気密性能に加えて耐久性能を重視した家づくりが一般的なのです。例えば住宅性能の先進国であるドイツの緯度は、東北、北海道と同等の位置にあり、冬の寒さは大変に厳しい環境にあります。それにもかかわらず、ドイツには築年数が100年を超える住宅が多く存在しています。それらの住宅は、断熱・気密性能が非常に高く、年間を通じて快適な住環境が保たれています。
    このような住宅を実現するためには、断熱・気密性能だけではなく耐久性能に優れた通気・透湿・気密・防水部材、そして材料が必要不可欠です。これにより長寿命な家づくりが可能になります。
    これら部材は隠れてしまう部材が多く、住まいづくりにおいて一般的に目立った存在ではないのかもしれませんが、外すことのできない縁の下の力持ちなのです。

  • 耐久性能の断熱材「FPパネル」

    断熱性能、気密性能に優れた「FPパネル」ですが、耐久性能も優れています。ウレタン断熱材が木枠によって四方を取り囲んでいるため、ウレタンの収縮が抑えられるのです。
    また、「FPパネル」は非常に低い吸水性を持ち、湿気を吸収して劣化する可能性がほとんどありません。その証として断熱材と唯一「無結露50年」を補償しています。
    そして、持続可能な断熱材でもあります。建物を解体する際に「FPパネル」を取り外すことで、新たな建物にリユースが可能なのです。これらを含めた特徴から「FPパネル」を採用しています。

  • 耐久性能 の優れたウルト製の通気・透湿・気密・防水部材を採用

    通気・透湿・気密・防水部材は、高性能住宅先進国であるドイツメーカーの「ウルト」を使用しています。断熱材と同様に後から取り換えが難しい部材であり、「SaiCLE」の長寿命化を図るうえで外せません。
    屋根野地の防水には、透湿性能を持たせた防水ルーフィングシートに加えて通気を確保する専用シートと通気部材を使用しています。壁の防水には、耐界面活性剤性能を有する透湿防水シートを使用しています。加えてサッシ取付け取り合い部には専用防水テープを使用することで長寿命化を図りました。
    また、気密処理には、木材の乾燥収縮に追従し、長期に渡り気密断熱性能を確保する弾性ウレタンフォームを施して気密性能を高めています。サッシ周りにおいては、気密、防水性能の高いテープ使用しています。

  • 基礎コンクリート強度 30N/mm²

    「SaiCLE」は、安心・安全・健康的で孫子の代にも渡る持続可能な資産価値のある住まいとしています。そのため、基礎のコンクリートにおいても耐久性が優れていなければなりません。木造住宅の基礎コンクリート耐久年数は、強度(N/mm²)によって異なります。「SaiCLE」は、耐久年数約100年とされる高強度の30N/mm²採用しました。

    21N/mm²:耐久年数 約50〜60年
    [特徴 ]21N/mm²の強度は中程度の構造に適しており、一般的な住宅に広く用いられています。

    24 N/mm²:耐久年数 約60〜70年
    [特徴 ]24N/mm²の強度は、耐久性と安定性を求める住宅に適しています。

    27 N/mm²:耐久年数 約70〜80年
    [特徴 ]27N/mm²の強度は、より高い耐久性を求める建築物に適しており、重い構造物にも対応します。

    30 N/mm²:耐久年数 約100年
    [特徴 ]30N/mm²の強度は非常に高く、大規模な構造物や特に長期間の耐久性が求められる建築物に適しています。