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断熱性能について

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断熱性能

  • 「SaiCLE」は外皮熱貫流率(UA値)0.23 W/m²・K HEAT20 G3

    外皮熱貫流率(UA値)

    「SaiCLE」は5地域におけるHEAT20 G3 外皮熱貫流率(UA値) 0.23 W/m²・K としています。ヒートショックリスク、健康寿命と省エネを考慮しました。

  • 外皮熱貫流率(UA値)の重要性

    外皮熱貫流率が低いほど建物内部の熱が外部へ逃げにくくなります。つまり冬場は暖房した空気が外に逃げにくく、夏場は冷房した空気が外から侵入しにくくなります。これにより室内の温度を一定に保ちやすくなり、居住者の快適性が向上します。また住宅の断熱性能を向上させるには高性能断熱材、開口部に高性能窓サッシを採用することが重要です。

    外皮熱貫流率
  • 地域区分と断熱性能等級

    地域区分

    地域区分

    南北に長い日本は気候によって8つの地域に区分しています。北海道などの寒冷気候の地域は、外皮熱貫流率が厳しく設定され高い断熱性能が求められます。一方で沖縄などの亜熱帯気候の地域では緩やかな傾向です。この外皮熱貫流率から異なる地域の気候において7段階に分けた基準が断熱性能等級です。国土交通省によって定められており、断熱性能等級の数字が高いほど快適な生活を送れる指標になっています。弊社を置く茨城県筑西市の地域区分は温帯気候の比較的暖かい5地域に設定されています。

    断熱性能等級とHEAT20

    「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」が提案するHEAT20 住宅外皮性能G1~G3 を設定しています(HEAT20は7地域に区分)。国土交通省が定める断熱性能等級ごとに比較すると以下のように相当されています。

    • ・断熱性能等級4(国土交通省) → 平成28年度基準(HEAT20)
    • ・断熱性能等級5 → G1
    • ・断熱性能等級6 → G2
    • ・断熱性能等級7 → G3
  • ヒートショックと健康寿命

    筑西市は温帯気候の比較的暖かい5地域に設定されていますが、真冬は外気温-5℃になることも珍しくありません。断熱性能がとても重要になります。断熱性能が低い住宅ほど室内でのヒートショックの危険が高まるためです。
    具体的には、暖かい部屋から寒い浴室に入る際に血管が収縮して血圧が上昇し湯船に入ると血管が拡張して血圧が低下します。この血圧の急激な変動が脳梗塞や心筋梗塞などの原因になります。室内と浴室の温度差が大きい冬場に多いと言われています。特に高齢者は体温調節機能が低下しているためヒートショックのリスクが高くなります。

    ヒートショックと健康寿命
  • 使用するこだわりの断熱材

    • 床、壁に厚さ105mm FPパネルを採用

      床、壁に厚さ105mm FPパネルを採用

      弊社が20年以上採用を続けるFPパネル。断熱・気密・耐震・耐久性能に信頼を置くパネルでありOB様から定評いただいております。2023年4月には大きく改良が行われ熱伝導率大きく進化を遂げました。壁内結露やカビ発生原因の湿気を通さない「50年無結露補償」付の断熱材です。

      無結露50年保証
    • 壁付加断熱材に高性能硬質ウレタンフォーム30mmを採用

      壁付加断熱材に高性能硬質ウレタンフォーム30mmを採用

      壁付加断熱として高性能硬質ウレタンフォーム30mmを使用して外皮熱貫流率(UA値)の強化と熱橋への対応を施しています。湿気を通さない「FPパネル」と同じウレタンを使用することで安定した断熱性能を発揮します。

    • 天井に吹き込み厚さ400mmセルローズファイバーを採用

      天井に吹き込み厚さ400mmセルローズファイバーを採用

      セルローズファイバーは再生可能な自然素材が原料になっています。主にリサイクルされた新聞紙や他のペーパー製品から作られており環境への負担が少なく地球にやさしい断熱材です。空気を含んだ微細な繊維からできており、熱を伝導する能力が低く高い断熱性能を持ち室内の温度を保ちます。
      防火性も高くホウ酸を添加することで燃焼を防ぐことができます。その他、防虫の効果(食毒作用)、木材腐朽菌やカビに対しても効果的です。また湿気を吸収しやすく室内の調湿効果を発揮するため快適な環境に整えます。

    • 高性能木製トリプルサッシ・玄関ドアを採用

      高性能木製トリプルサッシ・玄関ドアを採用

      従来はアルミ製のサッシや玄関ドアが一般的でしたが、結露や断熱性の低さから、アルミ樹脂複合や樹脂製の断熱性が高いものが普及しています。断熱性の高い木製も注目されていますが、コストが高いため一般的ではありません。サッシのガラスはペアガラスが普及していますが、近年はさらに断熱性の高いトリプルガラスの使用も増えています。「SaiCLE」では木製トリプルサッシと玄関ドアを採用し、外皮平均熱貫流率(UA値)を向上させています。また、木材には調湿効果があり、結露やカビが起きにくく、快適な住環境にも寄与します。