何代も渡り住まうことができる家づくりを弊社は「Mission」に掲げています。いつ起こるか分からない大地震、大きな余震を将来何度か経験するかもしれません。「SaiCLE」は、その度に家族の安全を守り、家族が安心して住み続けられる耐震性能として「許容応力度計算による耐震等級3」を選択しました。 また気密性能は経年よって一般的には年間0.5%から2%程度少しずつ低下します。これに加えて大地震が発生した場合、建物が大きく揺らされることで更に低下してしまう可能性があるのです。そのためにも耐震性能を高くして揺れを抑え、気密性能の低下も極力抑えなければならないと考えます。
断熱材に使用する「FPパネル(壁)」はただの断熱材ではありません。筋交いと木枠を組み合わせ、木枠内に高圧で硬質ウレタンを充填することで一体成型しています。木枠、筋交い、硬質ウレタンが合わさった厚さ105mm、120mmの強固なパネルを躯体に組み込む(柱と柱の間)ことにより、壁構造そのものになっています。そのため、一般的な筋交い工法より強い剛性を備えた建物となるのです。
木造住宅に採用される制震装置は、地震の揺れを軽減し、建物のダメージを抑えるための装置です。構造躯体内に特殊なダンパー等を取り付けることにより、地震のエネルギーを効果的に吸収または分散します。地震対策の一環として制震装置が注目されています。
速度依存型オイルダンパーを採用
耐震性能を高めることは重要ですが、その性能を維持させることも重要です。将来、「SaiCLE」が大地震や大きな余震を何度も経験するかもしれません。その度に構造は少しずつ耐震性能が低下していくと考えます。
また、共振による増幅、気密性能の低下、内外装材のクラック、設備配管へのダメージ、揺れによる恐怖感など、揺れを極力抑えなければなりません。そのために柔軟に機能する速度依存型オイルダンパーを「SaiCLE」は採用しました。