令和7年 1月30日、31日 室温の動き

こんにちは。
茨城県筑西市の高気密高断熱工務店、斉藤建築工業の斉藤です。
前回のブログで触れた、母子島遊水地へ今年も桜を見てきました。
ちょうど満開のタイミングでとってもきれい。そして池の対岸に咲く菜の花に青空と「逆さ筑波」。やっぱり素晴らしい風景です。
今回は時間を長く取れず子供たちと釣りは出来きていませんが、これはまた時間を作って行きます。
今週もまだ見ごろだと思いますので、気になった方は足を運んでみてくださいね。
補足すると舗装駐車場が完備されていますが、天気の良い週末は日中込み合っています。満車にはなりませんが場内の駐車にはお気を付けください。加えて、トイレは完備されておりませんので、トイレ休憩を挟んでからお越しになられることをおすすめいたします。
さて今回のブログですが、以前に綴った今年1月のモデルハウス(LDK、寝室)の室温における、詳細の動きを見ていきます(またでごめんなさい(>_<) )。
1カ月間をまとめると、どうしてもギュッとした折れ線グラフになってしまうため、今度は1時間ごとのデーター抽出によって室温の変化(上下の動き)が緩やかになり、イメージがしやすくなると考えました。抜き出してみたのは、1月30日、31日 になります。
この2日間は、比較して最低気温が-5℃以下が続き、外気の影響が出やすいため抜粋。
↑ 上記の表は前回(室温の回)挙げた気象データと同じものです。リンク:国土交通省
測定状況についてはこちらの前回ブログ ↓ よりご覧ください。
リンク:モデルハウス6畳エアコン1台 2025年1月 室温実測結果
では、LDKの室温グラフから見ていきます。
[LDK室温]
先ず、1時間ごとの抽出にしたことで時間の経過に伴った室温の変化がよく分かるようになりました。且つ、グラフの作成に慣れてみやすくできました(良かった)。
エアコンは、自動運転にして+1.5℃ にしていますが、そもそも「冬季の自動運転」とは何度を指すのよく分かっていませんでした。こうしてみると23℃から24℃ あたりでしょうか(+1.5℃ で25℃ くらい?)。
最低気温の朝7時は、25℃を少し上回っています。快適なリビングになっています。朝起きて朝ごはんの準備もこれなら苦になりませんね。家族みんなでより美味しく朝食を食べることができそうです。
その後、日射取得が加わり13時ごろには暖まり27度超えます。断熱気密性能と日射取得性能によりオーバーヒートを起こしたようです。と言うのもここから急に室温が降下しています。エアコンは自動運転のため、冷房が働き始めたことになります。実際、吹き出し口に手を当てた日がありましが確かに冷気が出ていました。
本当はこの時点で冷房を止めるかカーテンレースを掛ければ、室温はもっと緩やかに下がっていくはず。誰も住んでいないので仕方がないですね…とはいえ、LDKは1日を通すと約2度に抑えられたことが分りました。
余談ですが、キッチン隣のランドリー兼脱衣所での室内干しは加湿になりよく乾きました。コインランドリーの時間や費用もぐっと抑えられ家事の時短になりそうです。
次に2階寝室を見ていきます。
[2階寝室]
最低気温の朝7時で約23℃。「布団から出たくない」はなさそうです。きっと目覚めの良い起床ができますね。また外気はー5℃以下ですから28℃ の温度差になります。オリジナルの全館空調を採用していますが、高気密高断熱でなければこのようにはならないと思います。
その後、LDKと同様に日射取得によって16時頃には、室温が25℃くらいまで上昇しました。寝室は北にあるため直接日射は入りません。この場合は、LDK・吹き抜けで温められた空気が全館空調を通して寝室などに流れていきます。こうして間接的であっても25℃前後まで上昇します。
また、13時ごろLDKでは冷房が働いている状態です。やはり冷房を止めておくことで、寝室の室温はより上昇し朝7時の気温はもう少し上がっている可能性があります。人の発熱を加味するとよりよりです。1日の温度差はLDKと同じく約2度で抑えられていました。
[まとめ]
1時間ごとのグラフで見ることによって、LDK・寝室の住環境がよりイメージできました。家中どこでも温度差が少ないため、安心、安全、健康的に家族が過ごすことができると改めて感じます。そして、高騰するエネルギーの対応策としても、高断熱高気密住宅の必要性をより考えさせられました。通して思うことは、家族への想いはもとより、電気代の心配がない省エネルギーで環境に優しい高性能住宅を新築だけでなく、リフォーム(断熱改修)にも積極邸にご提案していかなければならないと感じます。
[補足]
エアコン設定温度は+1.5℃ でなくてもあたたかい室内環境になると考えます。この意図は、冷え性さん・寒がりさんでも快適に感じてもらえると考えてこの設定としました。電力は、太陽光8.7kW + 蓄電池16kW から賄っているため「0円+売電収入」です。そのため、環境負荷を極力掛けず電気の自給自足と温熱環境の検証ができています。蓄電池を採用は別の目的もあります。地域の災害等の緊急避難所として開放し、スマートフォン等の充電や情報収集に役立てられるようにするためです。蓄電池は高価ですが、もしもの時には役立ってくれるでしょう。
今回は以上になります。
「SaiCLE」のモデルハウスのご見学・体験宿泊のご予約はホームページの「お問い合わせフォームよりお申し込みください。
この度もご一読いただき誠にありがとうございました。