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後編「SaiCLE」の開発に至る経緯

2025.02.24  Blog

こんにちは、茨城県筑西市の高気密高断熱工務店、斉藤建築工業の斉藤知広です。


後編は、高気密高断熱の規格住宅『SaiCLE』開発に至る背景のもう一つの側面を綴っていきます。

もう一つの側面は、「規格住宅」のあり方についての考えです。

 

昨今、価格を抑えた多彩な規格住宅が増えており、規格住宅には開発した企業の思想と基準が反映されていると考えます。その多くは、「デザイン性」や「ローコスト」を重視するものであり、最も大切であるはずの 「安心・安全・健康につながる基本性能」の後回しにされていると感じます。

また、オプションであることも少なくありません。「高気密高断熱化に〇〇万円」「高耐震性能(許容応力度計算)化に〇〇万円」こうしたオプション設定では、結果的にコストが上がり、規格住宅のメリットが失われてしまいます。一生に一度の住宅を建てるお客様が、どうして大切な基本性能を選択しなければならないのでしょうか。

規格住宅の家づくりにおいて 「本当に大切なもの」が後回しにされている現状が『SaiCLE』の開発につながっています。

 

後から替えることが難しい性能こそ、最初から最優先で備わっているべきだと思います。本当に大切なものは、表面に見えるものではないのです。多彩な規格住宅において選ぶのはお客様です。

大切な基本性能を高性能、高品質で備えた規格住宅もあること。それはお客様にとって新しい選択肢になるのではないでしょうか。

 

そうして、わたしたちが目指したのは「本質と本物を追求」 です。表面的なデザインや流行に左右されるのではなく、「何十年も住み続けられる家」を基本とすること。住まいづくりのコンセプトである『ずっとずっとGreen oasis に暮らす」を大切にすること。こうして以下を基本仕様とすることに行きつきました。

 

・断熱等級7UA0.23
・全熱交換型の第一種換気システム+外気空気清浄機
・耐震等級3(許容応力度計算)+ 制振
・高気密(C0.3以下)

・高耐久(断熱材、下地材)
・内装全てに自然素材を使用(木製サッシ・ドア、無垢材、珪藻土塗り壁)

 

性能について | SaiCLE|斉藤建築工業株式会社

以上から生まれたのが規格住宅『SaiCLE』です。

性能を妥協せず長く安心して住める、コストパフォーマンスが高い住まいにご興味ございましたら、『SaiCLE』という選択肢のモデルハウスをご覧いただければと思います。

 

この度もご一読いただき、誠にありがとうございました。

 

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