『SaiCLE』自邸 C値0.08(正式測定0.1)㎠/㎡ 気密測定器の限界を知る

こんにちは。斉藤です。
いつもブログをご覧いただき、本当にありがとうございます。
[今回のブログは、自邸の気密測定結果についてご紹介します]
自邸の電気配線、断熱気密工事を終えましたので気密測定を行いました!
(気密検査以前の工事記録はまた後程、ブログに綴ってまいります)
これまでSaiCLEモデルハウスでは、C値0.1を記録。
そして今回、自邸でも気密測定を行いました。
結果は…
C値0.1cm²/㎡
という結果となりました。

[モデルハウスだけではなかった]
私が今回一番嬉しかったことは、「0.1」という数字だけではないのです。
モデルハウスだけが、「たまたま良かった」気密施工できたのではなく、
自邸でも同じレベルの気密性能を再現できたこと。
これが私にとって、とても大きな意味を持ったと感じています。
なぜなら、『SaiCLE』は、基準住宅として設計・施工を考えているため、
高気密施工の「再現性」が、自邸でも一つ証明されたように思うのです。
お施主様にとっても安心できる要素になると捉えています。

[実は、測定ができませんでした (^-^; ]
今回の気密測定では予想していなかった出来事が起こりました…
測定器が、何度もエラーになってしまったのです。
測定士さんも原因を確認しながら何度か測定してくださいましたが、
気密性能が高すぎるため、測定器が正常に測定できない状態に陥ってしまいました。

そこで、測定するために、
測定用ビニールフィルムへ2.5cm×2.5cmの穴を開けることになりました (^-^;
(この状況では正式の手法)
私も以前、「気密が良すぎる家では、測定するために穴を開けることがある」という話は聞いたことがありましたが、まさか自邸で経験するとは思いませんでした(笑)。

[本来の隙間は約3cm角]
測定票では、建物全体の相当隙間面積(αA)は 15cm² でした。
しかし、今回空けた開口は2.5cm×2.5cm=6.25cm² です。
これを単純に補正すると、建物本来の相当隙間面積は、約8.75cm² となります。
延床面積(吹抜け含む) 104.32㎡ なので、そこから換算してみると補正値は C値 約0.08cm²/㎡ 。
つまり、建物全体の隙間を一か所へ集めても、約3cm×3cmの正方形程度しかありません。
(ペットボトルキャップがちょうど入るくらい)
少数第1位までが正式な測定結果となりますので、 結果的には C値0.1 になります。
今回の参考値からも非常に高い気密性能であることが分かります。

[YouTube その模様の動画アップしました]
・測定エラーのため、気密測定のビニールフィルムに穴を空ける
・空けた穴から外気流入を目視で確認
・気密測定結果
「測定士さん:もうこれ以上はやりようがありません…」
測定士さんのお話で今回のようなケースは今回で3例目とのことでした。
ただし、これまでの2棟は、屋根断熱・基礎断熱の住宅だったそうです。
一方で『SaiCLE』(自邸)は、
・天井断熱(セルロースファイバー吹込み)
・天井側へ調湿可変シート施工
・床断熱
・浴室のみ基礎断熱
という構成になっています。
これは、「屋根・基礎断熱だから気密が取りやすかった」という話ではありません。
施工方法が異なっても、同じように測定器が限界となるレベルまで到達したことは、
施工精度そのものが結果につながっているということだと思います。
測定が終わったあと、測定士さんからいただいた言葉は、
とても印象的でした。「この床面積では、もうこれ以上はやりようがありません。」
(床面積が大きいほど、気密処理の余地が残るため)

私はその言葉を聞いて、「ありがとうございました。」とお伝えして、今回の気密測定を終えました。
改めて弊社の専属大工さんの気密施工技術の高さを感じ、大工さんへ感謝と「流石!」と言葉を掛けました(^_^)
再現性へと繋がる安心感を垣間見た出来事です。
因みに、当然ですが「自邸であるから特別何かを施した」なんてことはありません。
あくまでも『SaiCLE』の標準施工、標準気密材で行っています。
[『SaiCLE』は基準住宅だからこそ]
モデルハウスでC値0.1。そして自邸でもC値0.1。
繰り返しになりますが、私はこの結果から「たまたま良かった」とは思っていません。
『SaiCLE』は、断熱等級7や耐震等級3など、性能を数値で表しています。
しかし、本当に大切なのは、その大切な性能を何棟でも再現できること。
実際に建てる住まいでも「基準住宅SaiCLE」の品質をしっかり結果を出していきたいと思います。
[今回を機に『SaiCLE』は、C値0.2以下を基準に改めます]

自邸でもC値0.1という結果を確認できたことから、
『SaiCLE』では、これまで掲げていた気密性能の基準を見直し、「C値0.2以下」を新たな基準とすることにしました。
これは、見た目の数字を目指すためではありません。
モデルハウスだけではなく、自邸でも同等の性能を実現できたことで、『SaiCLE』の施工品質は再現できることを改めて確認できました。
家づくりは、一棟だけ優れた性能を出すことよりも、どの住まいでも安定した品質をお届けできることが大切だと考えています。
これからもSaiCLEは、実測・検証を積み重ねながら、
安心して暮らせる「基準住宅」として、性能と品質を磨き続けてまいります。
今回のブログは以上になります。ご一読いただきありがとうございました 。
自然素材・高気密高断熱・住宅性能を大切にする工務店 斉藤建築工業㈱
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